Gmoto Project Official Blog

最新の動向をコンテンツとしてお届け

【富岡・吉田】 Furatto

2025.08.31

Gmoto Projectから生まれた農業コミュニティ「Furrato」。 Gmoto Project主催の「つきいち交流会」にて開催されたFurattoへのインタビューの内容をご紹介します。

IMG 8584

Furattoとは

Q. まずは「Furrato」とはどんな団体か教えてください。

すずさん)Furratoは、農業や食の体験を通して「人との出会いを大切にしながら地域と関わりたい」という思いから立ち上げた「食 ・ 農 × 人 × 地域」のコミュニティです。

名前の由来には三つの意味があります。

誰でも「ふらっと」気軽に参加できること。 年齢や立場に関係なく「フラットな関係」でつながれること。 ふとした瞬間に「ふらっと新しい出会い」が生まれること。

そんな思いを込めて「Furrato」と名付けました。

画像①

きっかけ

Q. 活動はいつ頃から始まったのですか?

すずさん)2021年春に活動をスタートしました。 Gmoto Projectと富岡市が合同で開催した「関係人口を増やすためのワークショップ」に参加し、現メンバーが「農業をやってみたい」とアイデアを応募しました。

その後、富岡市の方から、自分たちのやりたいことを受け入れてくれそうな人がいるということで農家民宿ひなたを紹介していただき、米作り体験を始めたのがきっかけです。 最初は地域の田んぼや畑の「オーナー制」から始まりました。現在は稲作に加えて、野菜づくりや収穫祭、ワークショップを行っています。

私たちは基本的には土曜日にメンバー間でシフトを組んで参加しており、平日は地元の方が作物の世話をしてくれています。地域の方が、作物の植え方や世話の仕方を丁寧に教えてくださいます。また、その地域に移住してきた方や、移住を検討している方も参加しており、農園に来るたびに新しい出会いがあります。

また私たちでイベントも企画することが増えてきました。毎年恒例の味噌作りや、梅の収穫と梅シロップ作り、収穫祭での料理体験、さらには派生して藍染め体験を開催したり、子ども食堂の団体とのコラボ企画で野菜の断面をスタンプにして遊んだりと、地域の方々のお力を借りながら農業にとどまらない広がりが生まれています。

LINE ALBUM 202461農作業 250206 1

LINE ALBUM 115 野菜スタンプ教室(みんなの応援団コラボ) 231208 6

Q. そもそも、なぜ農業をやろうと思ったのでしょう?

すずさん)コロナ禍でおうち時間・料理をする機会が増えて「食」に興味を持ったことがきっかけです。 資格を取ったり、世界各国の料理を作ったりするなかで「日々、身体に取り入れるものの大切さ」を意識するようになりました。私は富岡市出身で、今は埼玉に住んでいるのですが、地元に何か貢献していたいという気持ちがあり、定期的な農作業を群馬と繋がり続ける活動軸にしたいと思いました。

なつみさん)私は元々農業に興味がありましたね。大学生の頃、港の輸入農産物の見学ツアーに参加したのですが、野ざらしになった作物を見て衝撃を受け、それ以来、自分の口に入る食べ物への関心がより強くなりました。 さらに大学内の畑で作物を育てたり、地元の農家と繋がって農家さんの作物を学食で提供するという活動をしたこともありました。 就職で群馬に戻ってくるというタイミングで同じ様な活動をしたいと思っていたところでFurattoを始めたという感じです。

みずほさん)私も幼い頃から農業や食に興味がありました。 幼いころからグリーンツーリズムや芋掘り体験など、実際に自分の手で収穫したものを食べることの美味しさや楽しさには馴染みがありましたが、社会人になってからは時間の制約で難しいと思っていたんです。 そんなときに2人と出会って「やりたいね!」という会話から始まりました。

すずさん)はじめは本当に「農業体験やりたくない?え、やりたい!やろうよ!」とライトな会話がきっかけで始めました。団体になりロゴができ、こうして4年続くコミュニティになるとは思っていませんでした。

みずほさん)また、仕事で農村振興の仕事をしていたことがあり、農家さんと関わる中で様々な農業のやり方を知りました。そういった経験から、若い世代なりのアイデア・やり方で「農業」コミュニティができたという感じです。

活動の様子

Q. 参加しているのはどんな人たちですか?

年によって変動はありますが、おおよそ20人ほど。20代〜30代が多く、平日は農業とは関係のない仕事をしている人ばかりです。 「食に興味がある」「料理が好き」「農業を体験してみたい」といった理由で集まってきています。

Q. 活動を通じて感じるやりがいは何でしょう?

すずさん)地域の方々と汗を流して作物を育て、収穫したものを一緒に食べるときは毎回感動します。年に何回か収穫した野菜で地域の方も巻き込んで料理をする収穫祭をやっているのですが、普段はシフト制でなかなか話す機会のないメンバーも一同に集い、メンバーの家族が参加して大所帯の地域イベントとなります。 そこで一緒に料理をしながら、『この野菜って普段どうやって調理してますか?』『こういう作り方も美味しいですよ』なんて会話が自然に生まれますし、地域の方の農業・地域にかける想いを聞く機会にもなります。

みずほさん)農作業の中から新しいアイデアが生まれるのも面白いです。 「ピザ作りが好きだからトマトを育てよう、このトマト使ってピザソース作ろう」とか、「サウナ好きだからBBQにサウナを持ち込んでみよう」とか。 農業は人のアイデアを広げる“媒体”になっていると感じますね。

LINE ALBUM 2024127農作業+鍋会 250206 2

LINE ALBUM 2024720夏野菜BBQ 250206 3

Q. 地域との関わりについても教えてください

なつみさん)吉田地区の畑をお借りして活動しているのですが、その地区の方が定期的に畑を見てくださり、私たちは週末に草取りや収穫をしています。 お世話になりっぱなしなのですが、私たちが畑に行くだけで「若い人が来てくれるだけで嬉しい、元気になるよ」と声をかけていただき、それが私たちの励みにもなっています。 また、私たちの発言や活動が、地域の方々の「こんなことをやってみたい」という意欲を芽生えさせているように感じます。 例えば、昨年育てたカリフラワーが五色に色づいたことを写真にとって発信したことがきっかけで、「商品開発できるかも?」とアイデアが生まれたり、私たちの活動が地域に新しい風を吹き込んでいるのかもしれません。 すずさん)農園を貸し出すだけでなく、ひまわり畑を作ったり、NPO法人を発足させたりと、本当にパワフルな地域のみなさんですが益々精力的に活動されてますよね。私たちも負けていられません。

LINE ALBUM 2024127農作業+鍋会 250206 5

今後の展望

Q. 今後の展望を教えてください。 なつみさん)参加者が増えたり減ったり、参加する人が自由度高く「ふらっと参加できる」場になっているなと感じます。その価値観を大切にしつつ、ライフステージに合わせた企画を考えていきたいです。子ども向けの農業体験や、ママ・パパ世代が気軽に参加できる企画などですね。またぜひ新しい世代が入ってきて新しい企画ができたらいいなと思います。

みずほさん)メンバーを増やしていきたいので、そのためのPRなどを頑張れたらと思っています。また農作業だけでなく、料理教室やBBQなど、気軽に参加してもらえるような単発のイベントも増やしていきたいです。 個人的には、最近は気候の影響で思うように収穫できないこともあり、なぜ野菜が育たないのかを学んでみたいなという気持ちがあります。

すずさん) Furattoに関しては二人と同じなのですが、Gmoto Projectの中にFurratoのようなコミュニティがもっと増えたら嬉しいです。仲間ときっかけにあふれているGmoto Projectだからこそ、「試しに小さくやってみる」ことのハードルを下げ、多様な活動が広がっていけばと思っています。

LINE ALBUM 2024330 農作業 250206 1

取材当日の試食会について

取材当日は、Furrato農園で育てた野菜を使った料理の試食会が開かれました。 メニューは、ナスとズッキーニを使ったラタトゥイユ、ミニトマトとピーマンの餃子の皮を使ったひとくちピザ、そしてゴーヤーチャンプル。 酷暑で苦労した野菜たちも、食卓では笑顔と会話を生む一皿になっていました。 PXL 20250822 104256109

公式サイト、SNS

Furatto 紹介ページ Furatto Instagram

群馬に縁のあるつながり

・ふるさと吉田地区のみなさん

・農家民宿ひなた

・蓮根地域ふるさと創生推進協議会

取材後記

「農業をやってみたい」という素朴な思いから始まったFurrato。活動の根底にあるのは、野菜づくり以上に「人と人とをつなぐ」楽しさでした。地域とのご縁を大切にしながら、新しい出会いや学びを生み出すコミュニティへと成長を続けています。 今度「神流湖グリーン」を見に行く約束をさせていただきましたので楽しみです!!

GmotoProject 笠原

お問い合わせ
Get In Touch
気兼ねなく お気軽に ご連絡ください